大相撲九州場所14日目

久しぶりにリアルタイムでの相撲観戦を楽しみました。ま、テレビですけど。武蔵川が正面解説をしていたのと関係あるのかどうかわかりませんが、垣添、雅山、出島が揃っていい相撲を取って白星を上げていた。垣添は安馬を相手に、低く鋭く立合いに当たり、その後のも休まず頭を下げて攻め切った。最後に赤房下までダイビングしたのはご愛嬌。雅山は、押して、押して、押して、更に押した後の引きだったのでキレイに決まった。今日の対戦相手の玉乃島とで来場所の三役を争うことになる。今場所小結の旭天鵬が千秋楽破れて負け越せば二人上がれると思うのだが、もし旭天鵬が勝ち越すとなると、来場所は琴欧州が大関に上がり関脇が一つ空くだけなので、三役に上がれるのは一人だけということになる。両者ともに明日の一番が大切。出島が力を出し切って白鵬を退けた。というよりは、白鵬の方が高をくくっていたんじゃないかと思う。皆ギリギリの勝負をしているのだから、どこかにちょっとでもスキがあれば、負けちゃうんだよ。
昨日、琴ノ若が現役を引退したことで幕内最年長関取になってしまった土佐ノ海だが、今日の高見盛戦ではなかなかうまい四つ相撲を見せて白星を上げていた。五月場所以来、連続4場所も負け越しが続いているとはちょっと考えにくい。まぁ、立合いの当たり一発では、段々と通じなくなってきているだけに、今までの相撲勘・勝負勘をいかに修正かで今後が決まってくるんじゃないかと思っている。