相撲

伊勢ノ海部屋の関取の断髪

北勝鬨も大碇も土佐ノ海も、断髪の時に横でハサミを持ってくれていたのは同じ行司さんで、井筒部屋の木村庄之助(36代立行司)さん。井筒部屋は伊勢ノ海と同じ時津風一門なんですよね。

留めバサミを入れたのは先代の伊勢ノ海親方

普通に考えると、現師匠の12代伊勢ノ海親方(元北勝鬨)が留めバサミを入れることになるのでしょうが、最後にハサミを入れたのは先代の11代伊勢ノ海親方でした。このへんが、土佐ノ海と北勝鬨(二人とも現役名で書いちゃいます)の優しさなのでしょう。別場…

再考:陥落について

先日色々な降格をあれこれと考えてみましたが、その後、再度検討し直したところ、「大関陥落」を例外扱いにするのが、結論としては妥当なようです。 というのは、成績不振で大関に陥落する力士はいません。したがって「大関陥落」といえば「大関から陥落する…

色々な陥落

千代大海の大関陥落記事を色々と読みながら、ふと「陥落」という言葉の使い方が気になって仕方がなくなってしまったので、ちょっとだけまとめてみました。「○○陥落」の、○○に入る適切な言葉がある程度決まっていて、その言葉に応じて意味が違ってくる、とい…

具体的な目標を持っている白鵬

「次の目標は輪島」その次は「平成の偉大な横綱貴乃花」と優勝インタビューで具体的な目標を上げた白鵬。輪島は14回、貴乃花は22回優勝しているので、その優勝回数を自分も目指そうということであろう。連勝記録についての質問には口を濁してしまったが…

お手本、目指す相撲、そして自分の相撲

把瑠都に対して「お手本になる相撲がありませんからねぇ」と言ってのけたのは元貴ノ浪の音羽山親方。きっと貴ノ浪自身もお手本になる相撲・力士が見当たらなくて苦労したに違いない。長身の力士は、体格を生かして上手を取れば何とか相撲が取れて勝ち星を稼…

現役にこだわる理由

土俵上で勝負をつける競技にこだわる以上、引退を避けて通ることはできない。でも、立場を変えて相撲にかかわり続ければ、強い力士を育てることはできる。自分だって、一生相撲を続けられて成長し続けることだってできる。 あまりにも現役にこだわり続けると…

把瑠都の意外性

他の力士と比べてみると、把瑠都の相撲は意外性の塊りだったりするのですが*1、把瑠都の相撲として考えるとあんまり意外性はないかもしれません。つまり、常に把瑠都にとっての正攻法で攻めるのみで、相手の裏をかくような考えた相撲が見られないということ…

違う、違う!というつぶやきをNHKの電波に乗せてしまった錣山親方@九州場所中日八日目

●若の里−寄り切り−豊真将○ 若の里は立合いチョン付き。両手を土俵に付けてはいるものの、一旦静止してはいない。一方の豊真将は、右手をしっかりと付けて相手を待ってはいるものの、左手を土俵に付ける気配はまったくない。 というわけで、立合いが二度合わ…

相撲のゆるキャラ

とうとう相撲協会にも「ゆるキャラ」が登場。 右は「ひよの山」他にも謎の「ゆるキャラ力士」がいて、9名(9匹?)をまとめて「ハッキヨイ!せきトリくん」と名づけられている。クチバシが尖っていることからわかる通り、鳥(トリ)のキャラということらし…

勝盛断髪

伊勢ノ海部屋にて勝盛の断髪式が執り行われました。東京出身の力士らしく、友人・知人などを含めて約150名が集まり、勝盛の新しい門出を祝うために大銀杏に鋏を入れました。今後は実家のちゃんこ若の海にて第二の人生をスタートいたします。

土佐ノ海結婚式@ウェスティンホテル東京

写真の順番:高砂のお二人→鏡開き→ケーキ入刀。他にもありましたが省略。鏡開きの時の土佐ノ海、目つきがやけに真剣なのはどうして?左が豊真将、右が鶴竜です。時津風一門の関取衆(親方、資格者など)が参加していました。出席者が400名近いと、入退場だけ…

幕内の定員は安馬 改メ 日馬富士が大関になっても変わりません

幕内力士の定員は42人と決められています。この中には、横綱をはじめ、大関・関脇・小結の三役力士も含まれます。九州場所では平幕が東西16枚目までありましたが、次の初場所では前頭16枚目の力士は一人になります。定員の意味を平幕だけの数値と時々…

福岡、新十両ならず 〜 同じような成績なのに結果に大きな差が

西幕下筆頭で5勝2敗の好成績を上げた福岡に、新十両の吉報は届きませんでした。気の毒・・・ 先場所の西幕下筆頭は翔天狼で4勝3敗。今場所の福岡よりも数字的には悪い成績です。それが西十両9枚目まで昇進し、何と12勝3敗の好成績をあげ、今場所の十…

安馬 改メ 日馬富士(はるまふじ)

普通は読めません。「日」に「はる」という読みがあると報道されていますが、本当のことなんでしょうか??? 伝達式後の会見で新しこ名を発表した伊勢ケ浜親方は、名前の由来について「最初に『日』をつけようと思った。日には太陽という意味がある。相撲界…

どうせなら青・白・赤と揃えてみては? 〜安馬の四股名〜

朝青龍、白鵬は二人とも色の名前が四股名についていますので、安馬もそれに習って何か色をつけてみるってのはどうでしょう?既に、白馬と青馬*1がいるので難しいのですが、赤兎馬(せきとば)なんてどうでしょう? ご存知の方も多いでしょうが、『三国志』お…

連休明けだと間違うんですかね?白鵬/白鳳とか安馬/安間とか

特に悪気があるわけではないのですが・・・ついつい、気が付いちゃいました。連休明けだと気が緩んで間違えてしまうんでしょうか?スポニチが毎日新聞社の子会社だってことを考えると、もしかすると体質の問題かもしれません。http://www.sponichi.co.jp/spo…

わずかな差がいつの間にか大きな差に

翔天狼(西十両9枚目)と玉飛鳥(東十両8枚目)は、二人とも秋場所幕下上位で好成績を上げて今場所十両に昇進した力士です(翔天狼は初めての十両で、玉飛鳥は再度の昇進という違いはありますが)。番付も8枚目と9枚目なので、これだけみるとそれほど大きな…

安馬にはこの機会に良い四股名を付けてもらいたい

大関取りがかかる九州場所で13勝2敗。決定戦に敗れて優勝を逃したとは言え、横綱と最後まで優勝を争って、この成績ですから、大関昇進は決定でしょう。 で、気になるのが四股名です。親方が改名を名言しているらしいので、安馬が四股名を変えることはほぼ決…

壊れた土俵

目に見えるような大きな崩壊が起こる前に、普通だったら何らかの兆候があったはず。誰も気が付かずに、不具合を見落としていたのだろうか?素人には見分けの付かない、小さな変化を見極めて、事前に手入れ・修繕が行われていると思っていたのですが・・・ 大…

九日目の伊勢ノ海部屋・・・全員黒星

土佐ノ海、四ツ車、熊谷、荒海、荒馬強、雷山、満木と、九日目に相撲を取った全力士が黒星。疲れが出ているころか、あるいは風邪でも流行っているのか・・・

第一線で活躍する力士の条件

単に強いというだけでは不十分で、丈夫であることも求められる。怪我をしないことと、相撲を続けながらでも怪我を治す能力、もしくは怪我を悪化させない技術を持たないことには、幕内力士として長く活躍することは望めない。 大相撲にはオフシーズンがないの…

どうした琴欧州

昨日(七日目)の稀勢の里戦では、引こうとした左足が徳俵に引っかかったのか?うまく足が送れずに尻餅をついてしまった琴欧州。今日(中日八日目)の把瑠都戦は、逆に前に足を運ぶことができずに、簡単に前に落ちてしまった。「何もしていないのに、勝手に…

本日のノックアウト ○若麒麟(突き倒し)山本山●

何かやりそうな気配のあった若麒麟が、立合いざま右からの張り手を繰り出し、250キロを超える巨体の山本山を土俵に沈めた。右ひざから崩れ落ちた山本山だが、全体重が右ひざに圧し掛かるという最悪の事態は回避できたもよう。上体を前傾させ前に出ようとして…

四ツ車の4と8のアラカルト(追加)

中日八日目に四勝四敗とした四ツ車大八

九州場所のお客さんの入り

今日7日目にようやく満員御礼が出た九州場所。初日の入りが4700人だったので心配していたのですが、何とか最悪の事態は回避できたような感じです。豊乃島のご両親が団体さんと一緒に来ていたり、琴将菊のご両親が来ていたり、関係者も一体となった営業…

青森・秋田・岩手の力士達

安美錦の記事にコメントした通り、青森県は横綱を6人も輩出*1した相撲王国として知られている。残念ながら現役の横綱はいないが、それでも今場所の番付を見ると、小結の安美錦をはじめ、若の里、武州山、将司、高見盛の5人が幕内で、岩木山と海鵬という幕…

四ツ車の初日白星(○四ツ車−玉飛鳥●)

立合い踏み込んで赤房下まで押し込んだところまでは、いい相撲。押し切れないと思ったところで、なぜか右手がバンザイ(投げに行きたかった?)。今度は逆に両差しを許し、回り込みながら西土俵に詰まったところで、うまい具合に逆転の突き落としが決まった…

○安美錦−白鵬●

絶対的な強さがあるわけでもない。ただ、上位相手に何かやってくれそうな期待の持てる力士。そんな存在感を持つのが安美錦である。「安」で始まる不思議な四股名を持つハシリの力士でもある。そっぷ型の体型をしながら、柔らかな身体を有している。目を細め…

締込みと化粧まわし

力士が関取に昇進すると様々な準備が必要になってくる。そのため、十両に昇進する力士には、番付発表日*1ではなく、番付編成会議*2の直後に昇進が伝えられる。このようにして約1ヶ月強の準備期間が与えられる。その間に、化粧まわし、締込み、紋服などが整え…