再考:陥落について

先日色々な降格をあれこれと考えてみましたが、その後、再度検討し直したところ、「大関陥落」を例外扱いにするのが、結論としては妥当なようです。
というのは、成績不振で大関に陥落する力士はいません。したがって「大関陥落」といえば「大関から陥落する」という意味にしかならないのです。更に、大関からどの地位に落ちるかまでは言及しない*1便利な表現にもなっています。
大関以外に用いる時には、「○○陥落」は「○○に降格する」という意味で用いるのが普通のようです。ですから、大関陥落ではなく関脇陥落と言ってのけた新聞記者さんにも、それなりの理由があるということです。でも、相撲関係の新聞記事では、圧倒的に「大関陥落」の表現が使われていることは覚えておいて損はないでしょう。

*1:今の制度では関脇に降格することになっていますが、もし二場所連続休場するような大関が出てくれば、変更される可能性もあります