具体的な目標を持っている白鵬

「次の目標は輪島」その次は「平成の偉大な横綱貴乃花」と優勝インタビューで具体的な目標を上げた白鵬。輪島は14回、貴乃花は22回優勝しているので、その優勝回数を自分も目指そうということであろう。連勝記録についての質問には口を濁してしまったが、もう一場所の全勝優勝ぐらいは考えているに違いない。このように、年間勝ち星の記録を86に更新した白鵬は、数値になっている記録を目標としているように思える。相撲内容を進化させ、万全の取り口で全勝優勝を成し遂げた横綱が、具体的な数値で目標を語ったことに意義を感じる。単に数字を追うのではなく、自分の相撲に磨きをかけることで、目標を達成しようと稽古に励む横綱の姿にこれからも期待したい。

◆平成21年大相撲九州場所:優勝は白鵬(15戦全勝/12回目)