進行役としての行司さん(追記:2008/10/16)

前にも簡単に書きましたが(id:omochikun:20040824:p2)、行司さんには土俵の進行を司る役目もあります。呼び出しさんが二人の力士の名前(四股名)を呼び上げてからは、両力士が動作を合わせるように行司さんが土俵の上を仕切ります。
力士が土俵に上がる。花道の方を向いて四股を踏む。二字口に戻って蹲踞しチリを切る。仕切りを何度か繰り返して、ようやく取り組み開始。勝ち名乗りを上げて、懸賞を渡して、次の力士が呼び出されるのを待つ。その間に場内アナウンスの行司さんが、決まり手を館内に放送し、次の力士を観客にアナウンスします。
とまぁ、こんな感じで土俵の進行を仕切るのも、行司さんの一つの役割だったりします。単にどちらが勝ったかの判定をするだけではないのです。勝ち負けの判定だけに集中しているのは、どちらかと言うと土俵下の審判なのかもしれません。