行司装束

そういえば、木村庄之助さんが千秋楽結びの一番で身に着けていた装束は、式守伊之助襲名時に後援者から贈られたものでした(id:omochikun:20060603)。総紫の菊綴は立行司木村庄之助のしるし(id:omochikun:20080402)です。たくさん装束をお持ちとのことですが、木村庄之助さんは全てを後輩達に譲ってご自身のお手元には残しておかないそうです。というのは、装束というものは、しまっておいても文字通り「死蔵」するだけで、「生かす」ためには着て使ってもらわないといけない、とお考えになっているからだそうです。
何かを価値に変えるためにはどうすればいいか?という観点で、とても参考になる考え方です。