大相撲春場所十四日目

やはり朝青龍が優勝してしまいました.今場所,朝青龍を倒せるのは魁皇ぐらいかと思っていたのですが,その魁皇も途中で左腕の筋肉を痛めたとかで失速.十四日目の一番は,魁皇に右上手を与えないように身体を動かすことの出来た朝青龍の実力勝ちでしょう.
それよりも,十三日目の栃東戦の方が見応えありました.前傾姿勢を崩さなかった栃東と,変に勝ち急いでいるように見えた朝青龍.取り直し前の相撲では,土俵際でまで追い込んだものの,上体だけで寄っていき足がまったくついていかなかったために捨て身の投げを食ってしまいましたし,取り直し後の一番では上体のみがバタバタしていて栃東にもろ差しを許してしまいました.しかしまぁ,栃東の低い姿勢で前に出ようとする相撲が白星へと繋がったのでしょう.
三役は,雅山岩木山琴欧州が大きく負け越し.白鵬がようやく7勝7敗と五分の星まで成績を戻してきました.来場所の入れ替えは3人でしょうから,若の里(千秋楽勝って勝ち越しを決めれば),琴光喜土佐ノ海あたりが返り三役の候補でしょうか.