学生相撲の結果

第82回全国学生相撲選手権大会(毎日新聞社、日本学生相撲連盟、日本相撲連盟主催)が11月6日、東京・両国国技館で行われた。個人戦の優勝は、近畿大学の吐合明文、また団体戦の優勝は日本大学

第1日は193人が参加した個人戦などを行った。個人戦決勝は、東西の学生選手権優勝者同士の対決となり、西日本覇者の近大・吐合(はきあい)明文(4年・高岡向陵)が、日大の境沢賢一(3年・鳥取城北)を降して初優勝した。近大勢は昨年の上林義之(現大相撲幕下、八角部屋)に続く連覇を果たした。日大勢は決勝トーナメントに6人、準決勝には3人が勝ち上がり、層の厚さが目を引いた。

大学日本一を決めるAクラス決勝で日大が東農大を破り、3年ぶり23回目の優勝。5人全員が2、3年生の日大は、前日の個人戦で4強入りした先ぽうの森友樹(2年・鳥取城北)、中堅の下田圭将(3年・諫早農)ら4人が予選から全勝と他を圧倒した。前回優勝の近大は3位。

7日に閉幕した第82回全国学生相撲選手権大会(毎日新聞社、日本学生相撲連盟、日本相撲連盟主催)で創部3年目の東海学園大が決勝トーナメント(上位8校)に進んだ。監督は大相撲の元幕内藤ノ川の服部祐児さん(44)。学生時代に17タイトルを獲得し、鳴り物入り角界入りしながら、けがに泣いた「未完の大器」。挫折をバネに、指導者として再び土俵に挑む。