大相撲秋場所千秋楽を終えて

昨日はパーティが2本あり,リアルタイムでの相撲観戦はできませんでした.で,今,見終えた所なのですが,後半戦には攻防のあるいい相撲が数多くありました(琴ノ若栃乃洋高見盛玉乃島霜鳥黒海旭天鵬白鵬岩木山雅山).できれば,国技館で観戦したかった...

琴ノ若栃乃洋×戦は,栃乃洋が優勝戦線に踏みとどまれるかどうかを決める大事な一番.左下手の栃乃洋と,左上手の琴ノ若とのぶつかり合い.一度は両差しになった栃乃洋でしたが,途中で左上手を取った琴ノ若の執念に敗れてしまいました.しかし,負けた後の栃乃洋の顔に,全てを出し尽くした清々しさを見て取ることができました.琴ノ若も,一時は本気で引退を心配していたのですが,来場所は幕内上位に復帰,まだまだ生けそうです.

白鵬旭鷲山×戦は,モンゴル風本格四つ相撲の時代がこれから訪れることを予感させるような一番でした.がっぷり四つからの引き付け合い/廻しの切り合い/投げの打ち合いは,最近には珍しい四つ相撲の攻防です.今後が楽しみ.

魁皇朝青龍×戦.魁皇がガッチリとつかんだ右上手を切った朝青龍の動きも見事だったが,逆に右から絞って相手の体を浮かせた魁皇もまた見事.変に上手を取って振り回すよりも,ああいう相撲を取る方が安定した強さを示せるはず.

◆その他
横綱審議委員内館牧子さんが東のタマリに座っていたのが,テレビを見ている間中,気になって仕方がなかった.国技館に見に行くと必ず,正面タマリに座っていたので,テレビには写らない目立たない場所に座るもんなんだなぁ〜と関心していたのですが,ちょっとやられた気分です.

私設?オリンピック応援団長の山田さんも,定番の向正面桝席ではなく,向正面タマリに席を代えていた.でも,あの帽子をかぶったままタマリに座るのは,ちょっと迷惑な気もする.