十両昇進発表

大相撲春場所十両に昇進する力士が発表されました.
東幕下4枚目で幕下全勝優勝した千代白鵬(ちよはくほう)は内規*1に従い文句無しの十両昇進が決定.西筆頭で4勝3敗だった栃乃花(とちのはな)と,東3枚目で5勝2敗だった潮丸(うしおまる)が再十両を決めた.西2枚目で4勝3敗の豊乃國(とよのくに)と,東5枚目で5勝2敗の上林(かんばやし/本名),西5枚目で5勝2敗の一の谷(いちのたに)の昇進は見送られた.
逆に,十両から幕下落ちする力士は,東十両14枚目(最下位)で4勝11敗の武州山(ぶしゅうやま),西13枚目で5勝10敗の千代天山(ちよてんざん),西12枚目で3勝12敗の須磨ノ富士(すまのふじ)の3名で確定でしょう.陥落候補が3名だけだったので,今回の十両・幕下の入れ替えは比較的わかりやすかった.
なお,再十両を決めた栃乃花潮丸も,二人とも元幕内力士である.
栃乃花は,昨年の初場所十両東6枚目で向かえていたが,腰痛により途中休場.その後幕下30枚目まで番付を下げていた.小結をつとめ,三賞を授賞したこともある実力者だ.
潮丸は,二場所振りの十両.この人も幕内まで昇進したことがあるのだが,ヒザを怪我してからは,自分の特徴を出せずに伸び悩んでいる感じがする.

*1:幕下十五枚目以内での全勝優勝は優先的に十両昇進