隆の鶴

闘牙に瓜二つなことで有名な隆の鶴(たかのつる)が,今場所なかなか良い.10日目に優勝争いの先頭を走っていた旭鷲山を破り,7勝目を上げて勝ち越しに王手をかけた.このままの調子で行けば二桁の白星も見えて来る.今まで闘牙と似ていることばかり取り上げられてはいるが,取り口は突き押しと引き技の闘牙とは違い,四つ相撲で割と地味目なタイプだ.1年前に幕下に落ちていたことを考えると,今の勢いは上出来なのかもしれないが,188cmで174kgと体格に恵まれているのだから,それを更に活かして幕内上位に番付を進めて,近いうちに横綱大関との対戦が組まれることを期待しています.