【駒大苫小牧】ち密な野球持ち込んだ香田監督
北海道の人間って,アバウトな考えをする人が多いです.仮に甲子園に出たとしても,どうせ優勝なんてできるわけないからという意識も支配的だと思う.そんな土壌に,やればできるハズという意識を,単なる根性論ではなく,相手との距離を実感させ,その上で戦略を練り,きちんと生徒達に実行させた監督が素晴らしいということなのでしょうか?
近年、甲子園をわかす東北勢は関西の強豪硬式野球クラブから選手を引っ張って強化を図っているが、駒苫の甲子園ベンチ入りメンバー18人はすべて道産子だ。香田監督はち密な野球に対する考え方を注入した。沖縄の宜野座、石垣島、そして、岡山などで春季キャンプをし、全国レベルの力を選手に肌で感じさせた。本場のチームの力を知った4番の原田勝也左翼手は「北海道の野球は甘い。監督が本当の厳しさとずるがしこさを教えてくれました」と話した。
ところで,苫小牧と言えば,昨年秋には出光興産の原油タンクが炎上したり,町中にクマが出没したりと,あまり自慢のできるようなニュースが無かった.その分,地元ではしっかり盛り上がっていることでしょう.
「選手たちは郷里の誇り」−−。夏の甲子園で22日、駒大苫小牧が道内の野球史に輝く金字塔を打ち立てた。逆転に次ぐ逆転でもぎとった道勢初の優勝。一喜一憂しながら、かたずをのんで試合を見守った地元応援団は勝利の瞬間、歓喜に浸った。真夏のグラウンドをひたむきに駆け抜けた駒苫ナイン。その雄姿は、多くの道民のまぶたに焼き付いた。