鼻から内視鏡

先日来の病院通いの続き(id:omochikun:20040625, id:omochikun:20040629).まだ声がかすれることを医者に告げたところ,ファイバースコープで声帯の様子を確認してみることになった.医者が,管の先に明かりが点滅している細いナマズのヒゲのようなものを取り出して鼻の中に突っ込んできた.ちょっと痛い.医者は手元にある筒の中を覗きながら,息を吸って下さいとか,エーという声を出してくださいとか,色々と指示を出してくる.こっちは,鼻の奥と喉の違和感とで,黙っていても右目から涙が垂れている.左目ではしっかりとハクション大魔王のツボをとらえながら.幸いにも声帯の荒れはそれほど酷くはないということで,もう少し薬を続けることとなった.しかし,カメラを取り出した後,30分以上は,喉と鼻との境目が痛くてしかたなかった.もしかして医療ミスなんじゃないの?とすら思えたほどだった.一応,1時間が経過する頃にはすっかり元に戻っていたけれども.

何の覚悟もなく,こういうツライ経験をした後で,「胃カメラはもう苦しくない! 鼻から入れる内視鏡が好評 (http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/medi/316371)」なんて記事を読むと,今までの胃カメラがどんなに苦しいものだったのか,イヤでも想像してしまう.オレが今回経験したツラサって,実は胃カメラに比べたら大したことなかったんですね.